医療秘書技能検定(いりょうひしょぎのうけんてい)は、日本の医療現場の事務職員に必要な能力を測る試験である。医療機関の組織運営に関することから、医学的知識、レセプト作成といった総合的な能力を試している点で、医療事務系の検定の中では特筆すべきことである。 主催者は医療秘書教育全国協議会で、この団体には2004年現在142の専門学校各種学校並びに短期大学が加盟している。 ハローワークの医療事務の求人欄に採用の条件としてこの資格の取得を挙げている医療機関も(数はわずかだが)存在する。 なお、受験者の能力に合わせて1級、準1級、2級、3級の4つの段階が存在する。

出題内容は以下の3分野に分けられる。

合格基準・合格率

合格するためには、領域I〜IIIのすべての分野で60点以上取ると合格と判定されるのが原則である。しかし、試験の平均点がある程度ばらつきがあるにもかかわらず、合格率がほぼ一定になっているので、ある程度原則に配慮があるようだ。

受験者の特徴

圧倒的に専門学校・各種学校の学生が多い。無論社会人も見られるが、医療機関に勤務する受験生は少ない。また、2、3級は受験生が多い(数千人単位)が、準1級、1級は受験者数が少ない(準1級は数百人単位、1級は数十人単位)。

勉強の仕方

領域Iの医療秘書の分野は一般常識程度の問題であり、取り立てて対策の必要はない。しかしながら、医療機関の組織・運営、医療関連法規は範囲が幅広い上に、体系だった教科書がないのが現状である。病院の組織に関する本や医療関連法規に関する参考書を一通り読み終えたら、必ず過去問題集をこなすことが大切である。

領域IIの分野は解剖生理、病理、薬理の分野と医学用語・検査用語が出題される。幅広い分野で出題されるが、医学用語・検査用語は繰り返し出題されているので、過去問題集をやっておく必要がある。

領域IIIは、領域I・IIと異なり資料を持ち込むことができる。レセプト作成は穴埋め形式なので、算定方法の基本事項ができていれば、合格ラインに達することはできるだろう。ただし、算定方法の基本的事項は独学で身に付けるのは、他の領域に比べ厳しいので、医療事務講座を受講するのが望ましい。
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